呼びかけ
 小泉首相の自民党総裁再選が決まり、11月9日に総選挙(衆議院議員選挙)が行われる情勢となりました。今回の総選挙においては、平和、国際協力、環境、少子高齢社会、福祉、教育などなど、争点となる課題は多々あります。そして当然、国会議員を選ぶことができる(投票できる)のは、20歳以上の有権者です。
 しかし、これからの社会を担っていく子ども・若者世代が、自分たちが生きていく未来について、つまり地域の課題や社会的な問題について考え、深め、参画する機会をつくっていくことは、日本社会を豊かにしていくためには大切なことです。
 そこで、日本の将来を決める「総選挙」を活用し、「未来の有権者=19歳以下すべての人」を対象にした「ユース“模擬”総選挙2003」を実施します。
「ユース模擬選挙」とは?
 「ユース模擬選挙」とは、有権者ではない19歳以下を対象に、本物の選挙にあわせて投票を行うというもの。アメリカやイギリス、フランス、コスタリカなど世界各地で行なわれています。日本でもその動きが出てきており、中学や高校の授業で行なうところもあります。NPO法人Rightsでは、町田市長選挙(2002年2月)、多摩市長選挙(2002年4月)で「ユースもぎ投票」として取り組んできました。
 若者の政治への無関心や投票率低下が叫ばれていますが、民主主義の土台である選挙を「体験」できる模擬選挙は子どもや若者が民主主義や政治のしくみを学ぶよい機会となります。今回は、11月の衆議院議員総選挙に合わせて行います。皆さん、ぜひとも「模擬選挙の企画」や「投票」にご参加ください!
目的
=19歳以下の未来の有権者に政治参加の機会・場をつくる=
1:未来の有権者である未成年者が、地域の課題や社会的な問題について考え、深め、政治参加する機会・きっかけをつくる
2:選挙における立候補予定者に、未来を担う子ども・若者の声を届ける
3:“政治”は身近で面白いものだということを体感し、社会全体における政治への参画意識を高める
参加対象
 「ユース“模擬”総選挙2003」で投票できるのは、2003年11月9日(日)現在19歳以下の「未来の有権者」です。
 実際の選挙の有権者(20歳以上)の方は、この模擬選挙に投票するのではなく、実際の選挙で投票してください!
参加方法・投票のやり方
=公職選挙法(特に第183条の3「人気投票の公表の禁止」)に抵触しない形で実施します=
1:専用のホームページなどで投票を行う
 NPO法人ライツが運営するホームページ上(パソコン及び携帯電話)で各自が投票します。ホームページにアクセスできない方は、E-mail、ファックス、郵便で投票できます。また、11月9日には六本木に「模擬投票所」を設け、実際に投票することもできます。
≪投票期間≫ 2003年10月28日(火)午前8時30分から11月9日(火)午後8時まで
≪投票方法≫
1:ウェブサイト投票  
2:携帯電話投票
3:E-mail、ファックス、郵便で投票 ※すべて11月9日(日)午後8時必着
FAX 03-3796-0822
郵送 〒106-0032  東京都港区六本木4-7-14みなとNPOハウス4F
    ライツ内「ユース”模擬”総選挙2003」選挙管理委員会
※投票時の記載項目
 1:居住地域(都道府県及び市区町村)
 2:小選挙区名(例:東京17区など 分からない場合は未記入)
 3:性別
 4:年齢
 5:投票したい候補者名(小選挙区)
 6:投票したい政党名(比例区)
 7:5及び6それぞれの投票した理由
 8:模擬投票全体についての感想
4:模擬投票所で投票 ※11月9日(日)午前10時~午後5時のみ実施
  東京都港区六本木4-7-14みなとNPOハウス4F
  ライツ六本木オフィス内「模擬投票所」
  ※地下鉄大江戸線/地下鉄日比谷線「六本木」駅6番出口徒歩1分
  旧三河台中学校跡
≪お願い≫
・投票は、ウェブサイト・FAX・郵送・模擬投票所などいずれか一人一回のみです
・不正が発覚した場合は、主催者の判断で投票された票を無効扱いにします
2:学校の授業の一環として実施(社会科、公民科、総合的な学習の時間など)
授業の仕方について「マニュアル」があります!
「構想日本」の子ども模擬投票のページ
≪ユース”模擬”総選挙2003 参加学校(予定を含む)≫
・東京都立武蔵高校(担当:松田先生):高校3年生を中心に取り組みます
・芝浦工業大学柏中学高等学校(担当:杉浦先生):生徒会が全校規模で取り組みます
・立命館宇治高校(担当:杉浦先生):高校3年生が授業の一環として取り組みます
※参加学校はまだまだ募集中です!
※詳細は、各学校の担当者にお問い合わせ下さい
3:地域の人や子どもが自ら企画して行う
 地域の人や子ども自身が「実行委員会」を立ち上げるなど、地域住民が主体となって行います。候補者へのインタビューや公開討論会への参加、10代による公開質問状の作成など、候補者の情報を集めて公開します。実際の投票は、郵送やFAX、独自の投票所で行います。
投票結果
 学校や地域など全国各地で投票された結果はライツが全国集計し、11月16日(日)以降に公表します!
 投票結果は「未来の有権者の声」として、実際の選挙結果との比較と併せ、各政党をはじめ、マスコミ各社、学校関係者、NPO/NGOなどに送付いたします。
これまでの実践例
・東京都立武蔵高校(担当:松田先生) 高校3年生を中心に取り組みます
・東京都町田市長選挙 2002年2月 市民有志が選挙体験プログラム※を開発・実施
・東京都多摩市長選挙 2002年4月 市民有志が選挙体験プログラム※を開発・実施
※選挙体験プログラム=公開質問状、選挙事務所探検隊、公開討論会、模擬投票など
有権者(19歳以下)の感想(順不同・抜粋)
=子どもだって政治のこと、社会のこと、きちんと考えています!=
・今まで政治に全然関心がなかったけど、投票することによって、選挙公報を読んだりいい機会になりました。(武蔵高校、17歳)
・投票した後、誰に投票したかみんなと話した。その時思ったのは、親が何党を応援しているかが影響していると思った。2年後に選挙権をもって自分の意志で投票できるように、政治経済をしっかり学んでいきたい。(武蔵高校、17歳)
・今まで全く選挙に関心がありませんでした。しかし、模擬投票をやってから、新聞やテレビを見るようになって、とても気になるようになりました。新聞を読むようになったことに自分で驚いています。
・私は投票しませんでした。今の東京に誰がよいのかよく分からなかったんです。でもこういう模擬投票はとてもよいと思う。いい刺激になる。もう少し政治に関わっていかなくちゃいけないと改めて考えされられた。(武蔵高校、17歳)
・とてもおもしろかった。今まで自分は投票できないし別に関係ないと思っていたが、自分で投票をするとなると、ちゃんと選びたいと思うようになった。私は早く20才になって本当の投票がしたい。(武蔵高校、17歳)
・迷いましたが、武蔵高校でしかできないすごくいいチャンスだと思い投票することに決めました。とってもいい経験になりました。きっと成人して投票するときに思い出すだろうと思った。(武蔵高校、17歳)
・選挙公報をちゃんと読んだのは今回が初めてだった。今まではどうせ投票できないしって感じで関心もまったくなかった。だから今回のような模擬投票はとても楽しかった。大人の社会に、私たちもちゃんと考えているよっていうのが、少しでも伝わったらうれしい。(武蔵高校、17歳)
・投票は、20歳にならないとできないものだと思っていたのにできて、楽しかった。あと、6年もすると私も、きちんと投票するのでとても待ち遠しいです。(町田市、14歳)
・20歳になって急に投票できると言われても、きっと困惑してしまうと思うので、こういう形でもいいので真剣に考えられる場があると、とても勉強になります。頑張って下さい。(町田市、18歳)
・本当にユースが選挙できるようになるといいなと思いました。(町田市、19歳)
・紙の上で判断するしかないというのが残念。(町田市、17歳)
・はじめてだったのでむずかしかった。もう少しわかりやすいパンフレットをよういしてください。(町田市、9歳)
・16歳から働くことはできるので、選挙権があってもいいと思います。なので、正式ではありませんが、参加できて嬉しいです。(町田市)
・選挙は私はまだまだと思っていたので、びっくりしましたが、とてもいい経験になりました。(町田市)
・政治については、よくわからないけれど、大人な達はどうしてこんなにつまらないことをするのか不思議でしょうがない。もっともっと自分の意見をしっかり持った人が政治をしなければ、本当に日本の政治はだめだと思う。(多摩市、15歳)
・小泉さんは口ばかりだから、とっても嫌。信用できなくなってきた。(多摩市、15歳)
・みんなもっとがんばろう(多摩市、18歳)
・市民のために真剣に役職をこなしてくれる方が出てくることを祈ります(多摩市、18歳)
・20歳になって急に「選挙に参加する」よりこうして事前に経験しておいたほうが、20歳になってからの一票に(対して)色々と考えることが出来ると思いました。(多摩市、17歳)
役立ち情報(順不同)
≪政党≫
自由民主党
民主党
公明党
日本共産党
社会民主党
保守新党
≪選挙に関する情報≫
総務省(投票率の推移)
明るい選挙推進協会
東京都選挙管理委員会
選挙情報専門サイトElection
≪政策・政治についての情報≫
「政論プロジェクト」   ・大学生がつくった各政党の政策比較サイト
構想日本         ・民間の政策シンクタンク 
開け電網政治の時代  ・2003年衆議院選挙における自民党と民主党のマニフェスト比較
マニフェスト研究会   ・「小学生のぼく・わたしにもわかるマニフェスト」があります
リンカーン・フォーラム  ・公開討論会を全国各地でサポート
VOTEジャパン      ・社会、経済、芸能、国際等の話題に関する賛否を投票
特定非営利活動法人Rights
・「選挙権年齢の引き下げ」「子ども・若者の社会・政治参加」のために活動しているNPO
≪新聞・マスコミ関係≫
朝日新聞
読売新聞
毎日新聞
日本経済新聞
東京新聞
産経新聞
共同通信
時事通信
実施上の留意点
・実施にあたっては公正性、中立性に留意し、特定の政党の支持や政治的思想の推進を行いません
・実際の選挙に関与しないようにします
・模擬選挙の集計結果は、本選挙の票数が確定するまで(選管発表があるまで)は、一切公表しません
・公職選挙法に違反しないように留意します(特に、公職選挙法第183条の3「人気投票の公表の禁止」)
お問合せ先
<Rights>
〒106-0032
東京都港区六本木4-7-14みなとNPOハウス4F
E-Mail:info@rights.or.jp
TEL&FAX:03-3796-0822
模擬総選挙担当者直通:090-1993-7404(林)

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NPO法人Rightsは、「未来を長く生きる若者は未来の決定により大きな責任を」との思いから、選挙権・被選挙権年齢の引き下げと政治教育の充実を2つの柱に、2000年から若者の政治参加をめざし活動してきました。

現在は、政治教育や若者政策の提言、政治家への働きかけに加え、自治体における若者参画プログラムの拡充、学生・若者団体への支援・助言などの活動を行っています。