6月14日に松田隆夫さん(東京都立武蔵高校教諭)を迎え、学校での模擬投票の取り組みについてヒアリングしました。松田さんからは、日本では低投票率など若者の選挙離れが深刻であり、高校の授業で政治経済を担当しているため、民主主義の土台である選挙制度をどうしたらリアルに生徒に伝えられるかを長い間悩んだすえ、1989年から模擬選挙を始めた。特定の政治党派を応援しないなど最低限の注意点をおさえれば、実際の公職選挙は政治を学ぶ最大のチャンス。教科書だけでは抽象的な選挙制度が、模擬選挙への参加で具体的に実感できたり、親が『子どもから選挙のことを聞かれ棄権するわけにはいかず投票した』など家族の話題になる身近なテーマだと実感した。選管が当初心配した保護者からの苦情はこれまでない。結果は本物と同じ傾向で、高校生はマスコミに惑わされず冷静に判断し、時代の空気の流れを見事に感じている。18歳は充分政治的な判断力を持っている。
 参加議員との意見交換で、公選法の「人気投票」禁止規定や「教育でリアルな政治を扱ってはいけない」という思い込みが強く、“公正中立な政治教育”という視点が、今までの教育から抜けているとの課題も示されました。

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NPO法人Rightsは、「未来を長く生きる若者は未来の決定により大きな責任を」との思いから、選挙権・被選挙権年齢の引き下げと政治教育の充実を2つの柱に、2000年から若者の政治参加をめざし活動してきました。

現在は、政治教育や若者政策の提言、政治家への働きかけに加え、自治体における若者参画プログラムの拡充、学生・若者団体への支援・助言などの活動を行っています。