朝日新聞2009年6月9日
 高校生に、裁判員制度への備えや投票に関心をもってもらおうと、神奈川県の松沢成文知事は9日、平出彦仁県教育委員長に対し、全県立高校で「模擬裁判」「模擬投票」が体験できるよう取り組んでほしいと要請した。
 松沢知事は、模擬投票は来年の参院選に合わせ、模擬裁判を含めた司法教育も11年には始めてほしいと求めた。「社会の一員としての自覚と責任が深まることを期待している」と話している。
 県教委は07年度から3年間、社会参加の実践的な教育を進める「シチズンシップ教育実践研究校」を指定。07年夏の参院選では相模原市の相模原高校など4校が模擬投票を実施。横浜市の金沢総合高校では模擬裁判を体験した。
 しかし、同県の県立高校は144校あり、在籍者は計約11万6千人。県教委高校教育課は「前向きに議論していきたい」とするが、教員の指導や専門家の協力が必要となるため、全生徒が体験するのは難しいとの声もある。

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