市議会を傍聴に訪れた小学生たちが傍聴席に入ることを断られたといいいます。
傍聴に訪れたのは愛知県蒲郡市議会で、6月12日、午前11時半頃に8人、午後1時頃に2人、計10人の市内小学校に通う小学生が、保護者と一緒に議会事務局で手続きをしようとしたところ、議会事務局職員から「傍聴できない」と説明されたそうです。
小学生たちは、仕方なく市役所のテレビで議会の様子を見たとのことですが、この日は小学生たちが通う学校は振替休日でした。
平日にしか行われない議会傍聴という事を考えると、非常に貴重な機会でもありました。
議会事務局からは、市議会の規則で「児童や乳幼児は傍聴席に入れない」となっていると説明されたそうですが、全国の多くの議会規則でも同様の記載がありますが、議長が認めれば乳幼児や小学生も傍聴席に入れます。
今回の蒲郡市のある愛知県内でも、県議会や豊橋市などにも同様の規則がありますが、議長が傍聴を認めてきたそうです。
名古屋市などにいたっては小学生や乳幼児の入場を制限していないとの事で、報道では名古屋市議会事務局の担当者のコメントとして、「この数年、小学生の団体の傍聴が年に1件ほどあり、何ら問題ない」と掲載されています。
「18歳選挙権」の背景にあるのは、単に選挙権年齢を2歳引き下げるということではなく、若い世代を政治に関わってもらおうということではなかったのでしょうか。
蒲郡市議会議長は、「規則に基づいて判断した。乳幼児や児童の入場を認めると、議事進行で問題が生じる可能性があるし、際限がなくなる」と説明したそうですが本当にそうでしょうか。
こうした地方議会の改革、環境整備も若者の政治参加を進めて行くにあたり大切だとあらためて考えさせられました。

NPO法人Rights
代表理事 高橋亮平

 

<参考>
愛知・蒲郡市議会が小学生の傍聴拒否 議長が認めず
(朝日新聞 2017年6月12日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000059-asahi-soci

この記事の投稿者

高橋 亮平
高橋 亮平NPO法人Rights代表理事

1976年生まれ。明治大学理工学部卒。一般社団法人生徒会活動支援協会理事、千葉市こども若者参画・生徒会活性化アドバイザーなども務める。